【鹿沼】環境問題について考える参加型イベント「エコライフ・フェア」が11日、西大芦地区で開かれ、参加者がゲーム感覚でごみ拾いを行った。
同フェアは市と市環境活動推進会議の共催。2018年度までは市環境クリーンセンターを会場として展示中心に実施していたが、本年度から市内各地域に出張し、地域の問題を題材にイベントを行う形式に移行した。
西大芦地区は大芦川への観光客によるごみ投棄に悩まされており、今回はチームごとに拾ったごみの種類や量に応じたポイントで競う「西大芦クリーン大作戦」を企画。38チーム135人が参加した。
参加者は指定された4エリアのうち、ごみが落ちていそうなエリアを想像して思い思いに下大久保のちびっこ広場を出発。1時間の制限時間でビニール袋などの可燃物やペットボトルなど計114・47キロを収集し、ポイント上位のチームには市特産品などが贈られた。
家族3人で参加した西中3年福田歩生(ふくだあゆむ)さん(14)は「昔から大芦川で遊んでいたので、少しでもきれいになればうれしい」と充実感を漂わせた。