ステージ優勝を果たし、人さし指を突き上げるブラーゼンの谷(チーム提供)

 自転車ロードレースの国際ステージレース「ツール・ド・北海道」第2ステージは10日、倶知安(くっちゃん)町のニセコグラン・ヒラフスキー場前を発着点とする大会最長183.4キロで行われ、那須ブラーゼンの谷順成(たにじゅんせい)が上り坂のゴールスプリントを制し、4時間35分29秒でステージ初優勝を果たした。宇都宮ブリッツェンは増田成幸(ますだなりゆき)が22位だった。

 峠越えや山間部通過のある獲得標高628メートルのハードなコースに47人が出走した。

 序盤は活性化した状態で推移したが、6人の逃げ集団で落ち着いた。残り45キロまでに追走集団が追い付くなどして集団は谷や西尾憲人(にしおけいと)のブラーゼン勢2人を含む19人に。最後は残り500メートルを切って上り坂に入り、集団の争いになったが谷の脚が勝った。

 最終第3ステージは11日、倶知安町から苫小牧市のラインレースで行われる。

■スプリント勝負制す