ボクシングライトフライ級決勝 作新の堀川(左)が左ジャブを放つ=岐阜市のOKBぎふ清流アリーナ

後半30分、矢板中央のDF後藤(左)がシュートを放つ=三重交通Gスポーツの杜鈴鹿

ボクシングライトフライ級決勝 作新の堀川(左)が左ジャブを放つ=岐阜市のOKBぎふ清流アリーナ 後半30分、矢板中央のDF後藤(左)がシュートを放つ=三重交通Gスポーツの杜鈴鹿

 全国高校総体(インターハイ)第7日は7日、岐阜市のOKBぎふ清流アリーナほかでボクシング、サッカー、レスリング、バドミントンなどを行った。

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 ボクシングは各階級の決勝を行い、ライトフライ級の堀川龍(ほりかわりゅう)(作新)が判定勝ちし、初の頂点。バンタム級の根本元太(ねもとげんた)、ライトウエルター級の森本浩(もりもとゆたか)も準優勝し、作新は学校対抗の部で20年ぶり8度目の優勝を飾った。

 サッカー男子の矢板中央は強豪・東福岡(福岡)と1回戦で対戦し、1-2で惜しくも敗れた。レスリングは男子80キロ級の市川(いちかわ)アンディ(足大付)が準決勝に進出。和歌山県代表に敗れて決勝進出はならなかったが堂々の3位。バドミントン女子ダブルスで8強入りした海老原香澄(えびはらかすみ)・佐川智香(さがわともか)組(作新)は準々決勝で姿を消した。

 

■努力実って男泣き

 判定を待つ運命の瞬間。レフェリーに右手を挙げられると、左手をさらに高く突き上げた。

 ボクシングライトフライ級決勝で堀川龍(ほりかわりゅう)(作新)が4-1で判定勝ち。初の高校日本一の称号に「3年間苦しかった。でも作新に来て本当によかった」と男泣き。川島弘行(かわしまひろゆき)監督と熱い抱擁を交わした。

 初戦の2回戦から準決勝まで4試合全てで判定5-0と圧倒した。決勝も「開始時にグローブを合わせた瞬間、相手の緊張が分かった」と冷静だった。第1ラウンドからスピードを生かした右ストレートを繰り出し、相手の顔面、ボディーを的確に捉えた。ガードも堅く全く危なげなかった。

 中学3年時に全国を制した逸材だが、指揮官いわく「エンジンが掛かれば一気に乗れるファイタータイプ。でも気持ちが揺らぎやすい」。自分に甘く、減量も大の苦手。今春の全国選抜大会も準決勝で敗退した。

 最後のインターハイ。階段ダッシュを繰り返し、ギリギリまで自分を追い込んだ。7月からはほぼ休みなしで遠征を重ね、指揮官のげきにも必死に耐えた。流した汗と涙と血が、結実した。

 貴重な白星で、作新は学校対抗の優勝旗を奪還。「20年は長かった。自分が就任して7年。おやじに見せられてよかった」と指揮官。川島監督の父で元監督の八郎(はちろう)さんも栄光に目を細めた。

 作新28人目のインターハイ王者はここで満足しない。「次は国体でも優勝する」。次の勝利へのゴングが今、鳴った。