バイタルエリア付近でパスを受け、反転したと同時に足を振り抜く。ボールは当然のごとく、ゴールに吸い込まれていった。

 サッカー日本代表FW大迫勇也(おおさこゆうや)選手の高校時代。その勇姿を目の当たりにする貴重な機会を得た。2009年1月3日千葉県市原市。全国高校選手権大会3回戦の取材だった。本県代表の宇都宮白楊高が大会屈指のストライカー大迫選手を擁する鹿児島城西と対戦した。

 残念ながら宇都宮白楊高は1対7で敗れたが、Jリーグに内定していた選手の高校生離れしたプレーに見入ってしまった。この大会では下馬評通り、得点を量産した大迫選手。今回のワールド・カップ(W杯)ロシア大会では、事前の見立てを覆す日本代表の躍進を支えている。初戦で見せた守備も印象深い。

 惜しくも16強止まりだったが、観戦する人の多くが必要とするユニホームやビール、宅配ピザなど、決勝トーナメントに進んで試合数が増えた日本代表による経済効果はどれほどだろう。「大迫、半端ない」の影響は計り知れない。