5回を終えベンチに戻る入江=3月31日、横浜スタジアム

 右も左も分からず手探りですが、キャンプから、けがせずここまで来られたのは良かったです。

 プロ初登板(3月31日、ヤクルト戦)は本拠地の横浜スタジアム。大舞台には慣れていたのですが緊張で、ふわふわと地に足が付いていませんでした。

 試合に敗れ、三浦大輔(みうらだいすけ)監督からは「やり返せるのがプロだ。気持ちの切り替えをしっかりできれば問題ない」と言われました。シーズンを戦い抜くための気の持ちようを説いた言葉が今も心に残っています。

 現在の課題は、要所での慎重になりすぎての四球。怖い打者にも腹をくくって1球はストライクゾーンに投げ、有利なカウントをつくっていかないといけません。ピンチは必ず来ます。そこで「絶対に無失点」と力まず、最少失点で抑えられる投球を目指しています。

 プロになり実感するのはファンの方の思いです。今は声を出して応援できませんが、自分のタオルやユニホームを持っている人の姿はマウンドから見えています。その人たちの思いを裏切りたくないと強く感じます。

 結果が出ず苦しい時期ですが、自分のここまでの野球人生も良いことばかりではありませんでした。中学、高校、大学と壁にぶち当たり、その壁を乗り越えることの繰り返しでした。

 首脳陣、先輩、多くの人が鼓舞してくれています。一人で野球をやっている感覚はありません。打たれても「次はやってやるぞ」という気持ちで準備できています。

 勝つ時は不思議と勝ちますが、負ける時は理由がある。打たれた時の心境などを書き記し、課題を持ってブルペンに入っています。負けを財産と経験にし、いつかは自分がチームを助けられるようになりたいです。