楽天との練習試合で好調ぶりをアピールした今井=メットライフドーム

 「ダルビッシュ有(ゆう)(カブス)のようなストレート」とは言い過ぎだろうか。

 10日、楽天との練習試合に先発した今井達也(いまいたつや)は、五回2死から茂木栄五郎(もぎえいごろう)に151キロの直球をインローに投げ込み、見逃し三振に斬って取った。

 好打者にも反応を許さない最高のストレート。ゆっくり振りかぶって左足を上げ、少し静止してから放たれる剛球は、まさにダルビッシュをほうふつとさせた。覚醒した背番号11は「三振が多く取れてよかった。真っすぐでファウルを打たせ、カウントも取れた」とうなずいた。

 自主練習期間中は「強い真っすぐを大胆に投げる」という自分のスタイルを再確認した。その言葉を体現するかのように5回1失点6奪三振と完璧な投球を披露。直球は最速155キロを記録するなど状態の良さを見せつけた。辻発彦(つじはつひこ)監督も「紅白戦からずっといい」と太鼓判を押した。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れた今季は試合数が143試合から120試合に減った一方、先発投手にとっては登板間隔が短くなる可能性があり、よりタフさが必要となる。それでも4年目の右腕が開幕前に見せている快投は、やがてチームの大黒柱になる日も近いと予感させるに十分なものだ。