住戸の一部がリノベーションされる清原住宅

 【日光】若者の定住促進を図ろうと、市は老朽化した市営清原住宅(今市)の一部の住戸を若年層の世帯向けにリノベーションする。宇都宮大と共同研究した基本プランを基に、間取りや畳から床への変更などを行う。入居条件などを盛り込んだ改正条例案を6月定例議会に提出し、9月に入居者募集、11月の入居開始を目指す。

 同住宅は4階建て10棟の全240戸で、1970~75年に建設された。老朽化が進んでいる上、風呂が設置されていないなど現在の生活スタイルに合わず、近年は空室率が1割を超える状態が続いているという。

 市は若年層の世帯に魅力を感じてもらえる住戸を目指し、同大地域デザイン科学部に協力を依頼。学生の意見も踏まえ、2016年度にリノベーションへ向けた基本プランを作成した。

 リノベーションの対象は、いずれも2階以上の6戸。3K(約40~45平方メートル)の間取りを5戸は2DK、1戸は1LDKとし、畳は床に変更する。浴室も設置し、室内の洗濯機置き場なども設ける。

 居住対象者は、45歳以下の夫婦や中学生以下の子どもがいる人など、若い世帯となる予定。家賃はこれまでの9千~1万7900円に、現時点の概算で2500~4千円が上乗せされる見通し。市建築住宅課は「若い世代にぜひ入居してほしい。需要をみて、入居者の意見を聞いた上で、さらに今後の方針を決めたい」としている。