地域限定旅行業の登録を受けた道の駅ましこ

 【益子】道の駅ましこは2日までに、県内で初めて「地域限定旅行業」の登録を県から受けた。町内などに限ってバス移動や食事、観光、宿泊などが一体のパックツアーを扱えるようになる。登録は、町の「食と農、観光を基幹産業に」との方向性を後押しするとともに、移住定住のきっかけづくりにも使われるとみられる。

 登録は、町が道の駅の運営を委託する第三セクター「ましこカンパニー」が受けた。4月5日付。ツアーを扱えるのは町内のほか隣接する真岡、市貝、茂木、茨城県桜川の4市町。

 道の駅は町内を自転車で巡るポタリングなど多くの催しを手掛け、町も里山の中で体験型イベントを楽しんでもらう「ラーニングバケーション事業」などを行ってきた。

 それでもバス移動などができずイベントが「点」にとどまる面もあったという。道の駅担当者は、移動や宿泊を絡めることによって「地元だからこそ分かる、一歩踏み込んだ益子を知ってもらえる」と話す。

 例えば、これまで都内などからのツアーでは益子焼販売店を巡ることが多く、焼き物の原点である作陶現場が目に触れることは少なかったが、そうした内容も盛り込みやすくなる。時間帯によって異なる里山の風景、特産品なども一体的にアピールできるという。道の駅として移住定住など観光にとどまらない目的で魅力を発信するとともに、都内からのツアーも扱える町内観光会社と連携する。