仕事と家庭の両立などに関し、意見を交わしたキャリア形成講座

 【宇都宮】市男女共同参画課は今月から、学生らが子育て中の共働き家庭とその勤務先企業を訪問する「仕事と子育て家庭のインターンシップ」事業を始めた。22日は事業の第1弾としてキャリア形成講座を行い、学生らが将来をイメージし家庭や企業で知りたいことについて意見交換した。2月から訪問し、働き方や家庭の協力態勢などの実践例を学ぶ。

 事業は若者に仕事と子育ての両立に関し理解を深めてもらうことが目的。両立に焦点を当てており、企業と従業員の協力で、職場から家庭まで一貫してその様子が分かることが特徴だ。

 この日は、コンサルタントの近藤千園(こんどうちその)さんが「仕事と結婚、子育てを考える未来の自分」をテーマに講義し、高校生・大学生の男女5人が参加した。

 学生らは「親になる覚悟はいつできるのか」「やりたい仕事と子育ての時間の配分」など普段イメージしづらかったり、将来不安に思ったりしていることを意見交換。企業や共働き家庭で質問する内容を考え、インターンシップに備えた。

 来月は6人の学生らが参加し、企業で働き方や支援策、周囲のサポート態勢などを学ぶ。その後、従業員の共働き家庭で役割分担や分担の決め方、1日の生活の流れなどを説明してもらう予定。宇都宮大地域デザイン科学部1年田代凪(たしろなぎ)さん(19)は「インターンシップでは、企業の支援策や周囲の配慮、家庭でどのように協力しているのか見たい」と話した。

 市は今後、インターンシップ実施前後の意識の変化や成果を報告する意見交換会を行うとともに、学生らに向け情報を発信する予定だ。