中禅寺湖の湖畔にある「ホテル湖畔亭」=日光市(ワールドリゾートオペレーション提供)

 リゾートホテル・旅館の再生を手掛けるワールドリゾートオペレーション(WRO、東京都新宿区、田村佳克(たむらよしかつ)社長)は21日までに、奥日光の中禅寺湖畔の「ホテル湖畔亭」(同市中宮祠)を取得した。インバウンド(訪日外国人客)や若者層をターゲットに据え、新ホテル名「シンプレスト日光」として今春のリニューアルオープンを目指す。

 ホテル湖畔亭は、おおるり(日光市鬼怒川温泉滝、斎藤正洋(さいとうまさひろ)社長)が所有・運営していた。WROが日光エリアで取得・運営するホテルは、昨年7月に取得した「奥日光ホテル四季彩」(同市中宮祠)、「湯守釜屋」(同市湯元)に続き3施設目となる。

 5階建てのホテル湖畔亭は国道120号沿いにあり、中禅寺湖を一望できる。宿泊料には食事代を含めず、館内カフェなどで自由に食事をしてもらうほか、持ち込みも自由にする。客室は現在の25部屋から増やし、ドミトリースペース(簡易宿泊)も併設する予定。

 同社によると、奥日光ホテル四季彩がファミリー層や女子旅に人気があり、湯守釜屋が明治元(1868)年開業の温泉旅館としてシニア層や湯治客、修学旅行生などを受け入れている。このためシンプレスト日光は、これらの宿泊施設と異なる客層を取り込むことで、奥日光の観光活性化につなげたいとしている。

 同社は企業に福利厚生を提供するリログループ(東京都新宿区)の完全子会社。宿泊施設に対し、所有・直営、運営受託、賃貸借、支配人派遣、コンサルティングの五つの再生方式で支援する。現在、ホテル湖畔亭を含め国内26施設を運営している。