市職員と話し合いながら仕事に取り組む岩本さん(左)

 【日光】市はこのほど、アイスホッケーアジアリーグのHC栃木日光アイスバックス副主将岩本和真(いわもとかずま)さん(31)と業務委託契約を締結した。地域活性化を目的にバックスと連携する事業の一環。岩本さんは豊富な海外留学経験や現役アスリートとしての視点を生かし、市の施策支援のための企画立案などに取り組んでいる。

 岩本さんはアイスホッケー留学のため、中学3年生で米国に渡り、ニューヨーク州立大を卒業後、バックスに入団した。入団から7年がたち、「バックスの選手として日光市に支えられている。何か貢献したい」という思いがあり、今回の業務委託契約を快諾した。

 市は岩本さんに、語学力やスポーツ選手として培った知識を生かし、国際交流に関する施策や英語とスポーツを融合した施策の支援を期待する。

 昨年12月には5年ぶりの全日本選手権優勝に貢献。今月はアジアリーグプレーオフ進出に向け、国内外のアウェー連戦が控える。

 それでも現役スポーツ選手との連携が意味を持つため、岩本さんはアイスホッケーの練習を優先しつつ、原則週3日出勤する。市職員との話し合いを通じ今後、市の施策支援のための企画を練り上げる。アイスホッケーや英語を地元の子どもに身近に感じてもらうため、火曜は日光小の英語の授業に指導の補助者として参加するなどしている。

 市総合政策課によると、行政とプロアスリート個人が業務委託契約を結ぶのは全国的にも珍しく、「チャレンジ的な部分が大きい。プロスポーツ選手の知識や発想に期待したい」。岩本さんは「日光にとってもバックスにとってもプラスをもたらしたい。プレッシャーもあるが、できることをやっていきたい」と意気込んでいる。