出生数から死亡数を引いた9月の本県人口の自然動態は592人減となり、120カ月連続でマイナスとなったことが6日までに、県が発表した10月1日現在の毎月人口推計で分かった。生まれた子より亡くなった人が多い状態が10年間、毎月続いたことになる。自然動態の減少幅は、年を追うごとに拡大傾向にある。

 同推計によると、9月の県内の出生数は1071人、死亡数は1663人だった。市町別では、矢板市(1人増)と上三川町(5人増)を除く23市町でマイナスとなった。

 県人口の年間を通じた自然動態は2006年、初めてマイナスに転じた。ただ同年以降、月によっては出生数が死亡数を上回ることがあった。しかし09年10月に90人減(出生1474人、死亡1564人)となってからは、月単位で一度もプラスになっていない。

 過去10年間の月別の出生数と死亡数を見ると、死亡数は毎年、冬季に大きく増えている。寒さの影響で、血圧上昇や免疫力低下が起きやすいことが要因とされる。自然動態の減少幅は年を追うごとに広がる傾向にあり、13年9月の60人減(出生1420人、死亡1480人)を最後に、減少幅は毎月100人を超え続けている。

 県の人口減少対策「とちぎ創生15(いちご)戦略」は、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数)を「30年に1・9程度」とする目標を掲げるが、18年は1・44にとどまった。県こども政策課は「結婚支援や子育てをしやすい環境づくりに取り組んでおり、目標達成に努めたい」としている。

 一方、今年10月1日現在の県人口は前月比616人減の194万2312人で、5カ月連続で減少した。自然動態が減ったほか、転入から転出を引いた社会動態も24人減と3カ月ぶりのマイナスとなった。世帯数は395世帯増の79万5152世帯だった。