ワークショップで意見交換する隊員たち

 【益子】県内で活動する地域おこし協力隊員の研さんや交流を目的にした「地域おこし協力隊県サミット」が24、25の両日、益子の益子駅舎多目的室などを会場に開かれた。各市町から42人が参加し、OBらの講演やワークショップを通じ地域の課題解決の方策や任期終了後に起業する場合の心構えなどを学んだ。

 県の主催で今回が5回目。県地域振興課によると9月1日現在、22市町で計80人の隊員が活動している。これまでに任期を終えた隊員の約6割が勤務地にそのまま移住し、半数は自身のスキルや地域での経験を生かし起業しているという。

 24日は益子駅舎多目的室で活動報告や講演が行われ、益子町で隊員を務める菅田大希(すがただいき)さん(26)と水野大人(みずのひろと)さん(38)が3年に1度のイベント「土祭(ひじさい)」や観光地マーケティングなどを通じて地域づくりに取り組んでいることを紹介した。

 群馬県下仁田町の隊員だったNPO法人「Gunma.LVc」代表理事の小池準(こいけじゅん)さん(37)とNPO法人「とちぎユースサポーターズネットワーク」代表理事の岩井俊宗(いわいとしむね)さん(37)は地域の課題解決法や起業に向けた注意点を講演。引き続きワークショップが開かれ、参加者は目標の実現に向けてどう人とつながればよいのかなどを学んだ。

 真岡市の隊員津守美幸(つもりみゆき)さん(28)は「ほかの市町での取り組みを聞くことができ、とても勉強になった。自分も将来のビジョンをしっかりと持って業務に励んでいきたい」と話した。