市内の有志などと意見交換するヤフーの社員ら

 【真岡】生産地日本一のイチゴの試食や真岡鉄道のSL乗車といった市内の観光資源を実際に体験し、魅力を会員制交流サイト(SNS)などで発信してもらおうと、市とIT大手のヤフー(東京都千代田区)が連携した初の視察ツアーがこのほど市内で行われた。同社の新人ら社員6人が参加し、イチゴを活用した新商品のアイデアなどについて意見交換した。市は社員の提言を移住・定住や交流人口の増加、新規就農対策に役立てる方針。

 来年3月に市内で開催される初の「全国いちごサミットinもおか」後を見据えた「選ばれる真岡」も視野に、首都圏在住者との交流を促進させようと市が企画。地域貢献などを目的としたヤフー社内のボランティアグループ「ヤフー地域応援隊」の呼び掛けに応じた社員らが参加した。

 社員は境の「野口いちご園」を訪れ「なつおとめ」を味わった後、真岡線久下田駅から真岡駅までSLに乗車して移動。4月にリニューアルオープンした真岡木綿会館や門前地区の酒蔵「辻善兵衛商店」の視察に続き、井頭公園周辺の井頭温泉や一万人プールなどの観光資源を巡った。

 大前神社内で行われた意見交換会には、市内の有志も参加。ヤフーの社員から「初めて真岡市を訪れたが、イチゴやSLなど東京では体験できない面白さを楽しめた」「宇都宮市出身だが、真岡がこんなに観光を楽しめる場所だと初めて分かった」といった声のほか、辻善兵衛商店で提供されたイチゴを用いた試作品の甘酒に「とてもおいしい。ヤフーの社員食堂で何かイベントができないか」などの提言も相次いだ。

 参加したヤフーの赤尾関健(あかおぜきたける)さん(24)は「秋田県出身でいつか地元に貢献したいと考え、同じ地方で何かお役に立てればと参加した。真岡は初めてですが、魅力的な資源がたくさんある。今度は友人を連れて真岡に遊びに来ます」と笑顔を見せた。