鹿沼商議所が制作したプロモーション動画の一部=ユーチューブから

 【鹿沼】鹿沼商工会議所は本年度、会員事業所の人材確保と技術・技能の継承を目的に「キラリ技術継承・人材確保支援事業」を行う。昨年に続く取り組みで就職希望の市内中学3年生が対象。ものづくりのまち鹿沼として手に職を持つ「職人」の育成が狙いだ。

 自社の技術継承を希望する会員事業所と中学生のマッチング事業。中小零細企業の雇用環境が厳しく、後継者問題も深刻化していることから、同商議所が昨年初めて事業に取り組んだ。準備、周知期間が少なくマッチングは成立しなかったが、潜在ニーズを掘り起こせるとして、本年度は本腰を入れるとしている。

 事業の推進メンバーとして市経済部、市教委、鹿沼公共職業安定所、鹿沼共同技術学校なども加わる。今後、会員企業や中学校などへ周知。中学生の採用選考開始が来年1月からのため、1、2月にもマッチング会を開催する。

 同商議所の君島敏之(きみじまとしゆき)指導課長(51)は「中学生の就職希望者は少ないが、早く社会で働きたいと考える生徒にものづくり、職人の道があることを知ってほしいし、バックアップもしたい」と話す。

 今後、受け入れ事業所をより多く募る。また中学生が高校の定時制などで学びたいと希望する場合には、退社時間などで便宜を図ってもらう考えだ。

 同商議所は事業のプロモーション動画を制作。森林の伐採、鹿沼組子づくりの様子を30秒で紹介、最後に「人生には『職人』という選択肢がある」の文字で訴えている。同商議所のホームページから視聴できる。

 (問)同商議所0289・65・1111。