投手陣の新たな柱として期待される佐野日大の松本翔大(右)と高い出塁率で好機を演出する作新の松尾翼

 第72回春季県高校野球大会兼第71回春季関東地区大会県予選は20日、清原球場と栃木市営球場の2球場で開幕する。地区予選を勝ち上がった27校が5月4日までの延べ8日間、上位2校に与えられる関東大会(5月18~22日・埼玉県)の切符と夏の県大会シード権を争い熱戦を繰り広げる。優勝争いは秋春連覇を狙う佐野日大と前回覇者の作新が軸になるが、シード勢を中心に実力は拮抗している。組み合わせを二つのブロックに分けて展望する。

◆栃木県高校野球特集

■Aブロック 佐野日大、秋春連覇狙う

 2季連続優勝を狙う佐野日大が最有力だ。昨秋の県大会では右腕松倉亮太(まつくらりょうた)が大車輪の活躍を見せたが、夏に向けて投手陣の底上げを期する今大会は切れ味鋭い変化球を操る左腕松本翔大(まつもとしょうた)や速球派右腕山田直樹(やまだなおき)らの活躍に期待が掛かる。打線は主砲の松本や昨秋の県大会で打率4割超をマークした橋浦大知(はしうらだいち)ら粒がそろっている。

■Bブロック 作新、両右腕ら台頭が鍵

 有力校が集中した激戦ブロックの本命は連覇を狙う作新だ。昨秋の県大会で出塁率5割超えの松尾翼(まつおつばさ)や石井巧(いしいたくみ)主将、強肩強打の2年生捕手横山陽樹(よこやまはるき)らで形成する打線の潜在能力は高い。得点力不足に苦しんだ昨秋のうっぷんを晴らしたい。投手陣は三宅悠弥(みやけゆうや)、宇賀神暁(うがじんさとる)の両右腕らの台頭が鍵を握る。