2019年度那珂川町一般会計当初予算案

 【那珂川】町は25日、2019年度当初予算案を公表した。一般会計は18年度当初比1・9%減の81億円で、2年ぶりの減額となった。町役場の旧本庁舎と旧小川庁舎の解体工事の減額や、町ケーブルテレビの小川サブセンター整備工事の完了などが要因。福島泰夫(ふくしまやすお)町長は「人口減少が進む中、出生率や定住人口の増加を目指すため、子育てしやすい環境づくりなどに重点を置いた」と説明した。

 移住定住の促進策として、旧小川庁舎跡地などに計画している子育て支援住宅整備事業に520万円を計上。住宅整備や管理運営に民間活力を導入し、19年度末の入居開始を目指す。

 町有地を無償で貸し付けている大山田下郷の「高手の里」や町内の空き家を案内するモニターツアー事業には400万円を盛り込んだ。移住定住などに関する窓口を一本化するため、企画財政課内に「なかがわぐらし推進係」も新設する。

 そのほかの新規・拡充事業では、小川中校舎改修工事に1億円、小川の町民プール整備に3500万円を計上。小中学校へのタブレット型パソコン導入に1300万円、新生児聴覚検査費用助成に35万円、消防団員自動車運転免許取得費補助金に30万円を充てた。

 歳入は町税(地方税)が18年度当初比1・5%増の19億3200万円。地方交付税は同3・3%減の29億円、町債(地方債)は同11・2%減の5億9900万円。19年度末の町債残高は85億4500万円で、18年度末に比べて4億5600万円減る見通し。