鮮やかで深みのある浮世絵が並ぶ会場

 【日光】江戸後期から明治期にかけて、庶民が娯楽として楽しんだお化けや妖怪の浮世絵を一堂に集めた「こわ~いお化け浮世絵展」が11日、山内の小杉放菴(こすぎほうあん)記念日光美術館で始まる。9月6日まで。

 同美術館、市、下野新聞社などが主催。浮世絵師として広く知られている葛飾北斎(かつしかほくさい)の作品では「百物語 笑ひはんにや」「百物語 小幡小平次(こはだこへいじ)」を展示。お岩さんを描いた落合芳幾(おちあいよしいく)の「百物語 四ツ谷」など90点を見ることができる。

 会期中は、版画で妖怪を作る子ども向けの教室(8月2日)や、落語家を招いての怪談寄席(同8日)なども予定。担当の学芸員田辺健(たなべけん)さん(30)は「作品には、その時代を映す鮮やかで深みのある彩色が施されている。実際の色と大きさで全体像を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 午前9時半~午後5時。休館日は原則月曜日。入場料は一般千円、大学生700円(日光市民は一般400円、大学生300円)、高校生以下無料。

 (問)同美術館0288・50・1200。