【ラ・アーグ共同】青森県の宮下宗一郎知事は8日、フランスの使用済み核燃料再処理施設「ラ・アーグ再処理工場」を視察した。宮下氏は「青森県でも技術者を養成できる教育体制をつくる必要がある」と述べ、原子力施設に関連する人材育成の重要性を強調した。

 同県六ケ所村では日本原燃が再処理工場を建設中で、宮下氏は先行するフランスでの運転状況や安全対策などを巡り、運営する原子力大手オラノ社と意見交換した。

 日本原燃の増田尚宏社長も同行。使用済み燃料を扱うロボットアームや制御室を視察し、オラノ社のニコラ・マース最高経営責任者(CEO)から事故時の対応や技術者の教育体制について説明を受けた。

 ラ・アーグ再処理工場はフランス北西部ノルマンディー地方に立地。原発で出た使用済み核燃料から再利用できるプルトニウムやウランを取り出す施設で、約50年前に運転を始めた。

 日本の原発で出た使用済み燃料の再処理の委託も受け、取り出したプルトニウムを別の工場で加工したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が日本国内の発電所で使われている。