妖怪を文化的側面から捉え直す、さくら市ミュージアム-荒井寛方(あらいかんぽう)記念館の企画展「妖怪ミュージアム」(同館、下野新聞社主催)が27日開幕する。26日に内覧会が開かれ、関係者約50人が地元の伝承にもちなんだ妖怪の作品を通じて、その奥深い世界に触れた。会期は8月23日まで。
妖怪美術館(香川県土庄町)が協力し、妖怪の造形や絵画など約150点が一堂に会す。同館館長柳生(やぎゅう)忠平(ちゅうべい)氏が30以上の妖怪を描き込んだ全長7メートルの妖怪画、段ボールや全長20メートルの紙でそれぞれ制作した「九尾の狐(きつね)」の巨大造形もお目見えした。
さくら市出身の荒井寛方(1878~1945年)の仏画と、柳生氏の妖怪画を対比した展示も見どころの一つ。市ゆかりの詩人野口雨情(のぐちうじょう)など常設展示とコラボした作品も楽しめる。
さくら市ミュージアムの大木礼子(おおきれいこ)館長(57)は「妖怪を通じて地域の文化や歴史、芸術を見つめ直し、妖怪が人々と共生してきたことを感じてほしい」と来場を呼びかけた。
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