県内各地では2日、台風6号の接近に備える動きが相次いだ。23市町が全小中学校を3日に臨時休校とすることを決め、一部は修学旅行を延期するなどの対応を取った。公共交通機関の運行取りやめや観光施設の休園なども相次ぎ、県は農作物被害への入念な対策を農家に周知した。
下野新聞社が25市町に問い合わせたところ、鹿沼市や小山市、那須町、壬生町など23の市町が全小中学校を休校にする。登校時間を遅らせる自治体もあった。
高根沢町や那珂川町などの一部の学校は、3日からの修学旅行を延期したり宿泊体験学習の日数を短くしたりする措置を取った。
県教委によると、2日午後5時時点で、定時制や通信制を含む県立高や特別支援学校も計78校が休校を決めた。私立学校も小中高など計20校が休校するという。
JR東日本は台風接近に伴う運転計画を発表し、県内では、特急「きぬがわ・スペーシア日光」と真岡鉄道が終日運休する。烏山線は早朝の一部を除き、運転を取りやめる。東北本線も3日正午~午後9時ごろまで黒磯-福島駅間の運転を見合わせる。
宇都宮線直通の湘南新宿ラインは宇都宮-池袋駅間、上野東京ラインは宇都宮-上野間で折り返し運転を行う。
農作物への被害も想定されるため、県経営技術課は農業振興事務所やJAグループ各所に対策をまとめたチラシを送ったほか、県農業防災LINEやHPなどで警戒を呼びかけた。
担当者は「農業施設や収穫時期を迎えた麦への影響が特に懸念される。身の安全を確保した上で事前の対策をしっかりと行ってほしい」と訴えた。
観光施設も対応に追われた。足利市のあしかがフラワーパークと那須町の那須ハイランドパークは、臨時休園を決めた。同町の那須どうぶつ王国は、障害者らを無料で招くイベントを延期する。
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