標高1300メートルの横根高原に広がる前日光牧場で27日、牛の放牧が始まった。鹿沼市内の畜産農家が所有する10頭が広大な牧草地に放たれた。

牧草地に放たれた牛たち
牧草地に放たれた牛たち

 牧場は約47ヘクタールの広さがあり、夏の気温は市街地と比べて10度ほど低い。牛のストレスや農家の負担軽減を目的に、前日光牧場管理組合が毎年実施。今年は草の伸びが早く、放牧は例年より1週間早まった。

 午前10時ごろから乳牛7頭、和牛3頭がトラックで次々と到着。体高や体重の測定、採血で健康状態を確認した後、各4ヘクタールの二つの牧区に放された。牛は起伏に富んだ場所を駆け回り、草を食べるなどリラックスした時間を過ごした。

 収牧は10月末を予定。同組合の横尾光広(よこおみつひろ)組合長(49)は「元気に走り回ってる姿を見られて安心。無事に過ごしてほしい」と願った。

牧草地に放たれた牛たち
牧草地に放たれた牛たち