3月22日投開票の那須町長選で1票差で次点となった前町議の新人小山田典之(こやまだのりゆき)氏(65)陣営が現職平山幸宏(ひらやまゆきひろ)氏(64)の当選無効を求めた異議申し立てを巡り、町選挙管理委員会は7日、町役場で臨時会を開き、棄却を決定した。5日に実施した全投票用紙の再点検結果を受けて判断した。小山田氏は下野新聞社の取材に「再点検で疑問に対する正当な説明がなかった。納得できない」として、8日に県選管へ審査を申し立てる意向を明らかにした。

 町選管は小山田氏陣営の申し出を受けて5日、同町寺子乙の「ゆめプラザ・那須」で全投票用紙の再点検を実施。小山田氏の2票を新たに無効と判断し3票差となったものの、開票当日と同様に平山氏の当選効力に影響は及ばないとした。

 小山田氏は町選管の再点検について「平山氏の有効票の中に候補者名以外の記載があることに異議を申し立てたが覆らなかった。一方でこちら側は(候補者名以外の記載は)無効票として扱われた」などと主張。「県選管に公平な判断を求めたい」と強調した。

 町選管はこのほか、町長選と町議補選の当選無効を求める一般町民からの異議申し立てを受理。今月中に改めて会議を開き、対応策を協議する方針を決めた。申し立ては3日に提出され、特定候補者の選挙運動などについて違法の疑いがあると指摘している。