首脳会談を前に握手を交わす高市首相(右)とインドネシアのプラボウォ大統領=31日午前、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

 高市早苗首相は31日、インドネシアのプラボウォ大統領と東京都内で会談し、経済・安全保障分野で具体的な協力を進める方針で一致した。米イスラエルとイランの交戦で緊迫化する中東情勢を巡り、エネルギー安全保障の観点から緊密な連携も確認した。首相が会談後の共同記者発表で明らかにした。

 首相就任後、プラボウォ氏との正式会談は初めて。インドネシア首脳が2国間会談のため来日するのは2023年12月以来となる。東・南シナ海で海洋進出を活発化させる中国を念頭に、東南アジア諸国連合(ASEAN)で存在感を高めるインドネシアとの連携を深める狙い。

 首相は会談冒頭「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、両国でこの地域を強く豊かにしていきたい」と呼びかけた。プラボウォ氏も関係強化に意欲を示した。

 会談では、重要物資のサプライチェーン(供給網)の強靱化を含む貿易・投資の促進策を巡り協議。自衛隊とインドネシア軍の防衛交流推進や、イランが事実上封鎖したホルムズ海峡を含む中東情勢を巡っても意見を交わした。