在日中国大使館(東京都港区)の敷地に侵入したとして逮捕された陸上自衛隊の3等陸尉村田晃大容疑者(23)が、敷地に入った後に「植え込みに隠れ、大使館関係者に自ら声をかけた」と供述していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁が経緯を調べている。同庁は、建造物侵入容疑で所属先のえびの駐屯地(宮崎県)などを家宅捜索した。

 捜査関係者によると、容疑者は、侵入したとされる時間の約1時間半前に近くの六本木駅に到着し、買い物をしてから大使館に向かったと説明しているという。

 警視庁によると、容疑者は「大使に意見を伝えようとした。聞き入れられなかったら自決して驚かせようと思った」と述べ、中国側による日本への強硬発言を控えてほしかったという趣旨の発言もしている。敷地の植え込みから、持ち込んだとみられる刃物が見つかった。

 村田容疑者は24日に侵入した疑いで逮捕された。23日昼に駐屯地を出発し、高速バスや新幹線を利用して東京に到着後、インターネットカフェに滞在したという。