細胞内にタンパク質「TDP43」の凝集体(赤色)が蓄積している状態(左)と、細胞に化合物を入れて凝集体の形成を抑えた様子(奈良県立医大、モルミル提供)

 国指定の難病で、体が徐々に動かせなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因とみられる物質を制御する化合物を見つけたと、奈良県立医大や徳島大などのチームが28日までに発表した。根本治療につながる可能性があり、チームは奈良医大発のベンチャー企業を中心に技術を集約。治験を目指して製薬会社探しに動いているという。

 ALSは筋肉の運動に関する神経細胞が侵される。チームによると、原因の一つとみられるのが、運動神経細胞内にあるタンパク質の塊(凝集体)。凝集体が蓄積すると、細胞の機能を低下させることがあるという。