トランプ米大統領=27日、ワシントン(AP=共同)

 【エルサレム共同】ロイター通信は27日、トランプ米政権が主導するパレスチナ自治区ガザの暫定統治機関「平和評議会」がイスラム組織ハマスに対し、8カ月間で5段階に分け武装解除を進める案を提示したと報じた。計画文書を入手したという。最終的に武装解除完了が確認されれば、イスラエル軍がガザから完全撤収する内容。ハマスは検討中としている。

 ロイターによると、5段階は(1)パレスチナ人の専門家でつくる暫定委員会がガザの治安管理掌握(2)イスラエル軍の支配地域で全重火器撤去。国際治安部隊派遣(3)ハマスが重火器引き渡し。全ての地下トンネル破壊(4)暫定委員会の警察部隊が小火器収集。イスラエル軍はガザ撤収開始(5)武装解除完了を確認。軍はガザ完全撤収。ガザ復興開始―などの内容だという。

 イスラエル軍は現在もガザ全域の半分以上を支配しており、仮にハマスが計画に応じたとしても、完全撤収が実現するかどうかは不透明だ。軍は散発的に攻撃も継続。ガザ保健当局によると、昨年10月の停戦合意発効後の死者は690人以上。2023年10月の戦闘開始後の死者は7万2260人を超えている。