「ねじ式」「紅い花」など文学性の高い作品で知られる漫画家つげ義春(つげ・よしはる、本名柘植義春=つげ・よしはる)さんが3日、誤嚥性肺炎のため東京都の病院で死去した。88歳。東京都出身。葬儀は親族のみで行った。
工場で働く傍ら、10代半ばで漫画を描き始めた。1955年に本格デビュー。65年から雑誌「ガロ」に作品を次々と発表し、「沼」「チーコ」「紅い花」といった心理描写に富む作品で注目を集めた。
68年の「ねじ式」は、謎に満ちた迷路のような世界を独特の画風で見せ、文芸関係者にも衝撃を与えた。その後、「ゲンセンカン主人」「もっきり屋の少女」などの秀作で、根強いファンを獲得した。
70年代は「義男の青春」のような自伝的色彩の強いテーマに傾いた。84年に季刊誌「COMICばく」に作品を発表したものの、90年代以降は新作はほとんど出さなかった。「ねじ式」を中心に作品集や選集が何度も刊行され「新作が最も待たれる作家」と言われ続けた。
2017年に日本漫画家協会賞大賞、20年にフランスのアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞。
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