対話型の人工知能(AI)がユーザーを過剰に肯定する「おべっか」は、主要なモデルに広く見られ、ユーザーの自己正当化傾向を強めたり、人間関係を改善する意欲をそいだりしているとの研究を、米スタンフォード大などのチームが26日付の米科学誌サイエンスに発表した。おべっかを使うAIをユーザーが高く評価し、また使いたいと思う傾向も見られた。
チームは「おべっかは安全性に関わる問題で、規制や監視が必要だ」とコメントした。
チームは、オープンAIの「GPT5」やグーグルの「ジェミニ」など11種類のモデルに対し、他人への嫌がらせ、うそをついた話など1万1千件超の文章を読ませた。するとAIは人間よりも平均49%も多く「あなたは悪くない」などとユーザーに肯定的な反応を示した。
次に英語を話す計約2400人の協力を得て、人間関係のトラブルに関するAIの反応を読むなど三つの実験を実施。その結果、おべっかを使うAIによって「自分は正しい」と思う度合いは25~62%強まり、相手に謝るなど関係を改善しようとする意欲は10~28%減った。
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