京都府向日市の前方後円墳「五塚原古墳」(3世紀中ごろ)の発掘調査で、前方部の段差部分がスロープ状となっているのが新たに見つかり、向日市埋蔵文化財センターが25日発表した。卑弥呼の墓説がある箸墓古墳(奈良県桜井市)と同様の構造を持つとされ、宮内庁管理のため墳丘内の立ち入りが制限されている箸墓の構造を解明する上で重要な成果としている。
五塚原古墳は、箸墓と並ぶ最古級の前方後円墳。全長は約91メートル、前方部は長さ約41メートル、高さ約4メートルの上下2段の構造。段と段の間にスロープ状の平らな面があり、前方部の計3カ所ですでに見つかっていた。
センターによると今回のスロープは、後円部とのつなぎ目「くびれ部」に近い前方部の端で確認。長さ約6メートル、幅約40センチ~80センチで、後円部に向かって上っていた。見つかった地点近くで途切れ、前方部の先端からくびれ部まで長さ約32メートルにわたって築かれていたと考えられるという。
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