沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、2人が死亡した事故から23日で1週間。第11管区海上保安本部(那覇)は強制捜査に踏み切り、事故時の状況や出航判断の是非、船体に不備がなかったかどうかを捜査している。2隻について、海上運送法に基づく事業登録をしていなかった運航団体の安全管理の実態も焦点になる。
16日午前10時10分。「不屈」の左前方から高波が襲う。乗っていた同志社国際高(京都府)の生徒らが海に飛び込むこともできないほど、瞬く間にひっくり返った。気付いた「平和丸」が救助に向かったが約2分後、ほぼ同じ場所で転覆した。
2隻には平和学習のために、米軍普天間飛行場の移設工事現場の見学に訪れた生徒18人と乗組員3人が分乗。平和丸に乗っていた2年の女子生徒(17)と不屈の金井創船長(71)が死亡し、14人が負傷した。
全員救命胴衣を着けていた。死亡した生徒は裏返った船体の下から見つかり、救命胴衣が船尾付近に引っかかっていた。
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