2023年7月に静岡市清水区尾羽の国道1号静清バイパス工事現場の橋桁が落下し作業員ら2人が死亡、6人が負傷した事故で、静岡県警は18日、業務上過失致死傷の疑いで、当時現場で監督する立場にあった「名村造船所」(大阪市)の男性社員(31)=佐賀市=ら3人を書類送検した。

 他に書類送検したのは、安全管理の業務に従事していた監理技術者の同社の男性社員(50)=佐賀県唐津市=と、作業工程に関する指示などを行っていた「日本鉄塔工業」(東京都)の男性社員(54)=北九州市。

 3人の書類送検容疑は、23年7月6日午前3時10分ごろ、ずれた橋桁を水平ジャッキを用いて戻そうとした際、異常を認知したにもかかわらず、作業員の安全を確保するための落橋防止措置をせずに作業を継続し、橋桁を約9メートル下の道路に落下させ、作業員らを死傷させた疑い。

 静岡労働基準監督署も18日、橋桁を支える台の配置に関する計画を作成しなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで元請けの名村造船所の監理技術者(50)と法人としての同社を書類送検した。