覚醒剤約5キロが入った荷物を輸入しようとしたとして、覚醒剤取締法違反と関税法違反の罪に問われた解体作業員の男性被告(23)の裁判員裁判で、東京地裁は17日、違法薬物が入っていると認識していたとするには合理的な疑いが残るとして、無罪判決を言い渡した。求刑は懲役14年、罰金800万円だった。

 判決によると、男性はバイク屋で知り合い、6年近い付き合いのある知人の依頼で2024年4月、米国からの覚醒剤の入った荷物を自宅で受け取ろうとしたとして起訴された。中尾佳久裁判長は、知人から報酬の提示もなく、「バイクの部品と思っていた」とする男性の説明を「不自然とはいえない」と判断した。