【シドニー共同】オーストラリア政府から亡命を認められたイランのサッカー女子代表選手団のメンバーが、その後次々と希望を撤回した。政府は7人に人道目的のビザを発給したものの、翻意したのは5人に上った。イラン当局が選手らの家族に「圧力」をかけ、揺さぶっているとの見方が出ている。
選手たちはオーストラリアでサッカー女子アジア・カップに出場し、2日の韓国戦で国歌を歌わず注目を集めた。斉唱拒否はイラン体制への「裏切り」(国営テレビの司会者)と受け止められ、帰国後に迫害を受ける懸念が高まった。続く2試合では敬礼し、大声で歌った。
オーストラリア政府は10~11日、亡命を希望したキャプテンのガンバリ選手を含む選手6人とスタッフ1人にビザを発給したと発表した。しかしその後5人が翻意。5人は16日、帰国する他の選手とともに経由地のマレーシアからオマーンに向かった。
報道によると、ガンバリ選手も翻意した。シドニー・モーニング・ヘラルド紙はイランの元サッカー選手の話として「当局がガンバリ選手の母親に圧力をかけている」と伝えた。
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