沖縄・辺野古沖の転覆事故についての記者会見で、頭を下げる同志社国際中学・高校の西田喜久夫校長(右から2人目)ら=17日午前、京都府京田辺市

 沖縄県名護市辺野古沖で平和学習中の船2隻が転覆し、同志社国際高(京都府)の生徒と船長が死亡した事故で、2隻は波が高くなりやすいサンゴ礁周辺のほぼ同じ場所で転覆したことが17日、第11管区海上保安本部(那覇)への取材で分かった。2隻目の転覆は1隻目の約2分後で、断続的に高い波が生じていた可能性があり、海保が詳しい状況を調べている。

 生徒らは米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設工事現場の見学中だった。同志社国際中学・高校の西田喜久夫校長らが17日、京都府京田辺市の同校で記者会見し「2年生1人が不慮の事故により亡くなったこと、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。

 事故当日に発令されていた波浪注意報について「(船長側から)言及がなかった。出航への疑念、心配はなかった」と述べた。

 11管は17日、新たに12人のけがが確認され、負傷者は高校生12人と乗組員2人の計14人になったと発表した。指の骨折や打撲を負った。

 2隻について、海上運送法に基づく事業登録がされていなかったことも取材で判明した。