軍需工業部門による超大型放射砲(多連装ロケット砲)の披露式典で、発射用の車両を運転する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=2月、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 北朝鮮の軍部隊が実施した超大型放射砲(多連装ロケット砲)の発射訓練=14日(朝鮮中央通信=共同)

 軍需工業部門による超大型放射砲(多連装ロケット砲)の披露式典で、発射用の車両を運転する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=2月、平壌(朝鮮中央通信=共同)  北朝鮮の軍部隊が実施した超大型放射砲(多連装ロケット砲)の発射訓練=14日(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは15日、軍部隊が超大型放射砲(多連装ロケット砲)の発射訓練を14日に実施し、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したと報じた。1列に並んだ移動式発射台から12発を連続で発射。364キロ先の日本海の島に命中したとしている。金氏は、この兵器は自衛が目的だとする一方、挑発や侵攻を抑止できない場合は「攻撃手段として使われる」と威嚇した。

 視察には金氏の娘も同行した。北朝鮮は、米韓両軍が9日に始めた大規模合同軍事演習への反発を強めている。この兵器を弾道ミサイルと見なす日韓両国も14日に発射を捕捉していた。

 北朝鮮は弾頭に戦術核の搭載が可能だとしている。金氏は南北境界線から朝鮮半島の南端までを指す420キロが射程圏だと明言。今回の訓練が「敵を不安にさせ、戦術核兵器の威力を理解させることになる」と述べた。

 兵器が使われれば「相手側の軍事インフラは絶対に耐えられない」とも主張した。量産化を進め、敵陣のミサイル防衛(MD)の限界を上回る「飽和攻撃」能力の構築を目指しているもようだ。