【キーウ共同】米国がイラン攻撃に伴う原油価格高騰でロシア産原油関連の制裁緩和を検討していることについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は10日「制裁解除はウクライナに深刻な打撃となる」と、強く反対した。ウクライナは原油や天然ガス輸出の利益が、ロシアのプーチン政権の戦争継続の資金源になっていると訴えている。
イランはエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を封鎖し、原油価格は世界的に上昇している。米国は5日、インドにロシア産原油の購入を30日間認める措置を発表。さらに、トランプ政権はロシア産原油の供給に向けて関連の制裁緩和を検討しているとされる。
一方、欧州連合(EU)は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ロシア産原油の輸入を原則禁止している。ただ、ロシアに融和的な姿勢を取るハンガリーとスロバキアは例外措置として輸入を継続。
ロシア産原油をウクライナ経由でハンガリーとスロバキアへ送る「ドルジバ・パイプライン」は1月、ウクライナ区間が損傷し輸送が停止。ハンガリーは即時再開を求めているが、ゼレンスキー政権は応じていない。
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