【モスクワ共同】欧州南東部モルドバの政府は11日の閣議で、旧ソ連諸国で構成される独立国家共同体(CIS)の中核条約「CIS創設協定」などからの脱退を承認した。ポプショイ副首相兼外相によると、議会や大統領の承認を経て完了する。親欧米派のサンドゥ大統領が2020年に就任後、ロシア主導のCISからの離脱の動きを進め、欧州連合(EU)加盟を推進している。
モルドバ政府は脱退について、加盟国が互いに領土保全を尊重する基本理念をロシアが順守していないためだと指摘。ロシアによるジョージア(グルジア)やウクライナへの侵略は地域の平和や安定の維持を目的としたCISの役割を毀損したと主張した。
脱退により、拠出金である年間310万レウ(約2860万円)を節約できるとも指摘した。
CISからはジョージアが09年に脱退。ウクライナも18年に脱退の大統領令に署名した。日本外務省によると、現在の加盟国は9カ国で、トルクメニスタンが準加盟。
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