10日、レバノン・ベイルート南部でイスラエルの空爆で破壊された建物(AP=共同)

 【エルサレム共同】レバノンの国営通信は10日、同国の親イラン民兵組織ヒズボラとイスラエル軍の交戦が始まった2日以降のレバノンの死者が570人になったと報じた。負傷者は1400人以上。ヒズボラの影響力が強いレバノン南部や首都ベイルート近郊で攻勢を強めるイスラエル軍は住民に退避を通告し、国連によると70万人近くが避難を強いられている。

 ヒズボラは米国とイスラエルの攻撃で殺害されたイランの最高指導者ハメネイ師の報復としてイスラエルへの攻撃を始め、イスラエル軍も反撃。軍はレバノン南部で緩衝地帯を拡大するため地上部隊の増派を検討しているとされ、交戦は一段と激化する可能性がある。