栃木県内は10日、上空に流れ込んだ強い寒気の影響で、早朝から午前中を中心に、県央から県北にかけて警報を伴う大雪に見舞われた。宇都宮市では3月としては21年ぶりに10センチ超えの積雪を観測した。壬生町で除雪作業中に男性が転落して軽いけがをしたほか、鉄道の乱れや自動車のスリップ事故が相次いだ。
宇都宮地方気象台によると、宇都宮市の観測地点で最大12センチ、日光市奥日光で18センチなどの積雪を観測した。宇都宮は3月としては2005年以来10センチを超えた。宇都宮、真岡、さくら、那須烏山、上三川、益子、那珂川など11市町に大雪警報が出された。
石橋地区消防組合によるとビニールハウスの除雪作業中だった壬生町、男性(75)が乗っていた荷台から落ち、首に軽傷を負った。
雪による倒竹などの影響で、JR東日本は日光、烏山線の全区間と、宇都宮線の一部区間で運転を見合わせ、上下計18本が運休するなどし、乗客計約2520人に影響した。東武鉄道も宇都宮線と日光線の一部区間で運転を見合わせ、上下計37本を運休。計約3430人に影響が出た。
県警が午前3時〜午後3時に認知した雪によるスリップ事故は286件。186件は冬用タイヤなどの対策を講じていなかった。宇都宮市の県庁前通りで1時間以上車がスタックした同市、女性(45)は「3月に入って(タイヤを)交換してしまった。ここまで降るとは思わなかった」と話した。
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