ロシアによる2022年の侵攻開始後、ウクライナから多数の避難学生を受け入れている日本経済大(福岡県)で10日、卒業式が行われ、同国からの学生13人が出席した。その一人、マルタ・マルティンさん(21)は春から東京の海運会社で働く。「日本で成長できた。不安もあるが新生活への期待が大きい」。戦禍の続く故郷に思いを寄せつつ、前向きに語った。
ウクライナの白い伝統衣装姿で参加したマルティンさん。母国に残る家族に写真を送ると「すてきだね、おめでとう」と返信があったといい「(直接)見てもらえたら最高の喜びだった」と日本語で話した。
出身は西部のリビウ。侵攻直後の22年春に避難し、前橋、大阪両市の日本語学校に通った後、一時帰国を経て日本経済大で経営を学んでいた。故郷の国立大のオンライン講義も受け続け、二つの大学で学位を取得した。
言葉の壁もあり、就職活動は「すごく難しかった」。それでも面接対策として数十の想定問答を丸暗記するなど努力を重ね、約30社に応募した末、内定を勝ち取った。
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