斎藤貢被告(中央)=昨年1月

 国の新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金計約6億7千万円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた水戸京成百貨店(水戸市)の元社長斎藤貢被告(68)に、水戸地裁(家入美香裁判長)は10日、懲役4年(求刑懲役6年6月)の判決を言い渡した。

 弁護側は最終弁論で「被告の指示はなかった」と無罪を主張。被告も最終意見陳述で「雇調金の詐欺を部下に指示したことは絶対にない」と訴えていた。

 起訴状によると、2020~21年、元総務部長(60)=詐欺罪で懲役3年確定=らと共謀し、百貨店従業員の休業日数を水増しした虚偽の申請書を茨城労働局へ提出し、助成金を詐取したとしている。