平野杯で熱戦を繰り広げる選手たち

 【鹿沼】市出身の卓球女子五輪メダリスト平野早矢香(ひらのさやか)さん(40)の功績をたたえる「第13回平野早矢香杯卓球大会」(平野杯)が2月下旬、下石川のTKCいちごアリーナで開かれた。昨年で半世紀の歴史に幕を閉じた城山杯争奪東日本大会(城山杯)出場者の受け皿となるよう、今年は初めて2日間の日程で全国から出場を受け入れた。

 城山杯は1970年代に始まった城山クラブ主催の大会で、平野さんや、宇都宮市出身の森田亜衣(もりたあい)さん(旧姓藤沼(ふじぬま))らを輩出。運営の人員不足などで昨年、第50回大会を最後に開催を終えた。

 平野杯は2013年から毎年夏に開かれてきたが、城山杯と同規模の大会を求める声に応えるため、リニューアルが決まった。今年は城山杯と同じ2月に開き、開催日程を1日追加。関東近県に限定せず、全国から出場を認めた。小学2年生以下の部門の上位入賞者は、小学2年生以下の日本代表選考合宿に参加できるようになった。

 当日の出場者は、昨年の544人から1005人に増加。これまでの平野杯と同様、市内の選手は大会入賞歴などの出場条件を緩和した。大会会長の松井正一(まついしょういち)市長は「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮して」とあいさつ。男女、年代別にトーナメント方式で争った。

 小学2年生以下の部でベスト8に輝いた一期元気SC(宇都宮)の袖山陽莉(そでやまひかり)さん(8)は「うれしさと悔しさの両方ある。次は優勝を目指したい」と意気込んでいた。平野さんは「出場して学んだことを、いろんな場面で生かせるような大会にしていきたい」と話した。