公式練習で滑走するパラアルペンスキー女子座位の村岡桃佳=4日、コルティナダンペッツォ(共同)

 アルペンスキーで冬季パラリンピックの金メダル通算4個を誇る女子座位の村岡桃佳(トヨタ自動車)は、4度目の冬の祭典を前に「これまでの大会はプレッシャーしかなかった。楽しいパラリンピックにしたい」と願う。昨年11月に左鎖骨を折ったエースは、ぶっつけ本番ながら実戦復帰の喜びをかみしめている。

 前回2022年北京大会は3冠。今大会も当初は重圧を感じていたが、今季開幕直前の合宿で転倒。折れた鎖骨をプレートで固定する手術を受けた後、左肩腱板の損傷も判明した。

 出場さえ危ぶまれたが「支えてくださる方は、ここにいる姿を楽しみにしている」と参戦を決断。勝敗を超えた大会の価値に気付き、重圧だけを抱えた心境は変化した。

 痛み止めの成分が腱板に悪影響を及ぼすため注射は控え、4日の公式練習では「痛みと闘いながら滑っている」と苦笑した。滑降の欠場を決めるなどメダル量産は厳しそうだが、特にパラ2連覇中の大回転への思いは強い。「今の自分がどこまでできるかにチャレンジする。負けたくない」と、手負いでも闘志は失っていない。(共同)