奈良文化財研究所は5日、飛鳥時代に迎賓館のような供宴施設があったとされる石神遺跡(奈良県明日香村)の東側から、7世紀後半から末に造られた塀の跡が新たに見つかったと発表した。2024年度調査では、今回調査の場所から西に約50メートル離れた別区画で塀跡が確認されていた。
遺跡には外国使節をもてなす施設があったとみられるが、7世紀後半に壊され、塀や建物が造られていた。近くに日本最古の本格的寺院・飛鳥寺があり、研究所の岩永玲研究員は「飛鳥寺付近の土地が当時、どのように活用されていたのかを考える上で重要」とした。
今回の調査対象は遺跡東側の約250平方メートルで、8個の柱穴がL字形に約2・1メートル間隔で並んでいた。区画の西南角に当たるとみられるが、全体の規模は不明という。
24年度調査では、別区画で塀跡の東南角を確認。既に西南角が判明しており、東西方向の塀跡の長さが133メートルだったことが分かった。塀に囲まれた区画は東西133メートル、南北95メートル以上とみられる。
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