「地域から何を求められているのか。意識しています」。宇都宮市西原1丁目、光琳寺(こうりんじ)副住職井上広法(いのうえこうぼう)さん(39)の言葉だ。

 親しみやすい語り口がテレビや講演会でも評判だが、寺院を活用したイベントなど企画力も卓越。特に毎月1日の早朝、境内で行うラジオ体操は3年目のロングランを誇る。

 寺院は古来、安らぎの場であり、災害時は救済の場となった。しかし今は、生活と密接な場とは言い難い。そこで「目線を変えて」寺院に触れてもらう方法を考えたという。

 新聞も家庭にあることが当たり前だった。今は社会が多様化し、新聞を取り巻く環境は激変している。

 本年度、総支局で取り組んでいるのが、毎週日曜付の「個別市町版」だ。同じようで少し違う、「目線を変えた」記事とレイアウトで楽しんでもらう試み。ただ、読者の皆さんの反応が気になるところだが…。

 「ラジオ体操後、初めて見る人も多くお参りしてくれます。人に寄り添い、続けることが大切ですね」と井上さん。紙面作りに通じる、ありがたいお言葉をいただきました。