申告を受け、球場のモニターに投球の通過場所が映し出される様子=グレンデール(ロイター=共同)

 米大リーグでは今季からストライク、ボールの判定を機械が補助する「ロボット審判」を採用し、球審に異議申し立てが可能な「チャレンジ制度」が導入される。権利があるのは打者、投手、捕手のみで、判定直後に帽子またはヘルメットをたたくことで申告。両チームともに九回までは2度要求でき、判定が覆れば回数は減らない。

 申告を受けるとすぐに球場のモニターにストライクゾーンと投球の通過場所が映し出される仕組み。公認野球規則では、打者の肩の上部とズボン上部の、中間点に引いた水平のラインが上限、ひざ頭の下部のラインが下限。だが機械判定は打者の身長比で決まり、上限53・5%、下限27%。マイナーで数年前から運用され、選手らの声を反映して数値が調整された。規則上はホームベース上の空間を球がかすめればストライクだが、機械判定ではばらつきを生んだため、立体ではなく平面の長方形で判定される。

 ポストシーズンでも導入が決まっており、重要度が高まる試合終盤に権利を残しておくなど、チームごとの戦略性も問われそうだ。(共同)