文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」が25日、京都市内で開かれた。国宝・高松塚古墳壁画(奈良県明日香村)の「飛鳥美人」で知られる西壁女子群像の一部から、昆虫由来の可能性が高い有機色料が検出されたと報告した。昆虫は主に東南アジアに生息する「ラックカイガラムシ」とみられる。また、壁画の公開を2029年度まで休止する方針も示した。
報告によると、昨年10月、西壁女子群像を光の反射を利用する「可視反射分光分析」で調査。色料として鉱物などを原料とするものが確認されていたが、女性の装束の桃色部分から、新たに昆虫由来の赤系有機色料「エンジ」と類似するデータが得られたという。
東京文化財研究所の犬塚将英保存科学研究センター長は「これまでの分析方法では検出されたことがなく、新たな成果と言える」とした。
併せて、今後の壁画保存方針についても報告。高松塚古墳壁画は年に数回一般公開されていたが、壁画を保存・公開するための新施設が開館する29年度までは公開を休止するという。
高松塚古墳壁画は1972年に見つかった。
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