経団連の筒井義信会長は24日の記者会見で、トランプ米政権が発動した10%の代替関税について「非常に不透明な状況に企業は直面している。(事業環境の)予見性が低下し、投資判断でリスクが高まっている」と懸念した。企業関係者からは「(米政府の)動きが激し過ぎて対応が追い付かない」と悲鳴が上がった。
筒井氏は、米最高裁による相互関税の違法判決に関し「関税という手段が否定されたわけではない。米政権の動向を注視しなければならない」と強調した。代替関税の影響は「当然ある」と述べた。
経済同友会の山口明夫代表幹事は24日の共同通信のインタビューで「(米国の)様子を見るしかない」と語った。企業はサプライチェーン(供給網)の多様化などリスクを考慮した対応が重要だと指摘した。
大手化学メーカー幹部は「日本政府の対応を含めてどういった影響があるのか、精査する必要がある」と話した。産業界では、違法となった相互関税の還付に関心が高まっている。幹部は「最終的に還付が受けられるかもしれないが、かなり時間がかかるだろう」と見通した。
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