人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った神経のもとの細胞を脊髄損傷患者に移植する再生医療等製品の実用化に向け、慶応大発ベンチャー「ケイファーマ」は24日、早ければ2027年にも臨床試験(治験)を始める方針を明らかにした。
ケイファーマ最高科学責任者の岡野栄之慶応大教授は同日、東京都内で開いた記者会見で「いつでも移植できるように細胞を凍結して保管するノウハウを積んできた。一日も早く社会実装したい」と話した。ニコン子会社「ニコン・セル・イノベーション」に細胞の製造を委託する。
外傷などで脊髄が損傷すると、脳から体への指令が届かなくなり、手足などがまひする。慶応大などが21年に始めた臨床研究では、けがから間もない患者4人に移植し、うち2人で運動機能の回復が確認された。
iPS細胞を用いた再生医療等製品を巡っては、厚生労働省の専門部会が今月19日、重症心不全とパーキンソン病を対象とする2製品の条件付きでの製造販売承認を了承。3月上旬にも承認され、世界で初めて実用化される見通し。
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